グローバルな視野とローカルの視点

  • 1131最前線から見た中国

    ~「等身大」の中国を知る~

    担当コーディネーター

    上智大学 総合グローバル学部 総合グローバル学科
    教授
    渡辺 紫乃

    SHINO
    WATANABE

    今日のビジネスにおいて中国についての知識は必要不可欠なものとなっています。しかし、中国は時時刻刻と変化し続けており、数年前の「常識」がもはや通じないなど、今の中国を正しく理解することは実はそれほど簡単なことではありません。本講座では、今中国で何が起きているのか、中国は世界で何をしているのか、中国や日本の政治、経済、外交、安全保障、国際関係の最先端の研究者と第一線の実務家を講師として、アカデミックとプロフェッショナルの双方の視点から、ダイナミックに変化している中国の今に迫ります。 コーディネーター教員や各分野を代表する講師陣による講義と質疑応答で進める輪講形式の講座です。講義の理解を深めるとともに最大限の成果を得られるよう、各回の担当講師の講義内容に関連する参考文献や各種資料を事前に紹介する予定です。

    各回の講義テーマ

    • 中国理解のために

    • 「米中経済戦争」と日本の対応

    • 台湾新政権下での中台関係と日本

    • グローバル大国中国ーどのように向き合うか?

    • 戦後アジアの中の日本と中国

    • 21世紀の課題(安全保障の観点から)

    予定講師陣

    • ■大橋 英夫(専修大学教授)
    • ■毛里 和子(早稲田大学名誉教授)
    • ■宮城 大蔵(上智大学教授)
    • ■荒木 淳一(航空自衛隊元空将)
    • ■渡辺 紫乃(上智大学教授)
    • ※その他、実務家の講師が登壇予定
  • 1132グローバルリスクの実際と行方

    担当コーディネーター

    上智大学 文学部 新聞学科
    教授
    小此木 潔

    KIYOSHI
    OKONOGI

    グローバル化は経済成長と世界のフラット化に貢献したとされる半面、激しい不確実性とリスクの顕在化をもたらしました。リーマン・ショックのような世界経済危機のリスク、戦争や武力衝突につながりかねない地政学的リスク、新たな冷戦が懸念される米中覇権競争・貿易紛争、ポピュリズムなどから目が離せません。企業や個人のレベルでも、リスク対策が問われます。
    グローバルリスクに対処する活動を担った元外務省首脳、元財務相首脳をはじめ、経団連幹部、元自動車メーカー会長、元メガバンク首脳、外資との交渉経験豊富なコンサルタント、M&A創業者の中から講師を招き、日本広報学会理事を務める新聞学科教員も講師として参加します。
    危機管理広報をはじめ民間におけるリスク対処など、実践的な視点をふんだんに取り入れつつ学んでいきます。質問や討議の時間を確保し、参加者のみなさんのご要望に沿うよう工夫したいと思います。

    各回の講義テーマ

    • 揺らぐ世界と日本

    • グローバル金融と日本

    • グローバルリスクの中の日本経済

    • 自動車メーカーとグローバルリスク

    • 外資との交渉経験と知恵

    • 危機管理広報の最新知識

    予定講師陣

    • ■池 史彦(本田技研工業株式会社元代表取締役会長)
    • ■大藏 八郎(市川総合研究所代表)
    • ■元外務省首脳
    • ■元財務省首脳
    • ■元メガバンク首脳
    • ■国枝 智樹(上智大学准教授)
    • ■小此木 潔(上智大学教授)
  • 113321世紀における「グローカリズム」と持続可能性:
    日本列島におけるレジリエンス及び
    ダイナミックな順応的管理の可能性を探る

    担当コーディネーター

    上智大学大学院 地球環境学研究科
    教授
    まくどなるど あん

    ANNE
    MCDONALD

    日本の地域イニシアチブは世界の持続可能性にどのような貢献をできるでしょうか。
    本講義では日本に注目します。日本人に日本を語ってもらうのではなく、本講義ではあえて日本の大学に拠点を置く外国人の専門家にその経験や見解を共有してもらいます。「日本」の専門家として国内外で活躍する講師陣は、国内のみならず国際的な視点も示すことができます。多様な視点の共有により、参加者の間で活発な議論が促されることを期待します。

    各回の講義テーマ

    • 「グローカリズム」とは?グローカリズムが21世紀の持続可能性の鍵になりうるのはなぜか?

    • 日本列島が直面する持続可能性の課題に対する「島」発の解決策

    • 地域イニシアチブに発想を得た世界の動き

    • 21世紀の日本の職場や社会における多様性と共生

    • 「人類の命を支える」海洋に特化したマルチステークホルダーの協働関係の構築

    • 現場より「リハビリテーション」と「レジリエンス」の事例

    予定講師陣

    • ■ジャッキー・スティール(ジェンダー・多様性を専門とする社会科学者)
    • ■シルバン・アゴスティニ(筑波大学助教、海洋生態学・気候変動の世界的リーダー)
    • ■まくどなるど あん(上智大学教授)
  • 1231越境する日本文学と美術

    担当コーディネーター

    上智大学 国際教養学部 国際教養学科
    教授
    ユー・アンジェラ

    ANGELA
    YIU

    日本文化の根元が伝統文化と外来文化との双方から養われているという特徴があり、特に近・現代の日本文学や美術に越境性が満ちた作品が溢れています。海外からの要素を取り入れると同時に、日本の特色も海外へ影響を与え、その双方向の刺激による創作過程で新たな複合性をもつ近・現代の日本文学・美術が生まれました。本講座では、明治以降の越境性の高い文学・美術作品に焦点を合わせて、なぜ世界的に読まれたか・鑑賞されたかを考察し、日本文化の複合性・ハイブリッド性を評価し、日本と世界との境界線をぼやかしながら、その接点を探求します。

    各回の講義テーマ

    • 旅する漱石

    • 岡倉覚三とボストン美術館

    • 東京―1945年以降の写真・建築・美術

    • 東京―1945年以降の写真・建築・美術

    • 世界の日本映画

    • 越境する現代日本(語)文学

    予定講師陣

    • ■村井 則子(上智大学准教授)
    • ■林 道郎(上智大学教授)
    • ■河野 至恩(上智大学准教授)
    • ■ユー・アンジェラ(上智大学教授)
  • 1232アフリカのいまを知る

    ~ステレオタイプを越えて~

    担当コーディネーター

    上智大学 外国語学部 ポルトガル語学科
    教授
    矢澤 達宏

    TATSUHIRO
    YAZAWA

    21世紀に入って以来、サハラ以南のアフリカに対する認識はいくらか変わってはきているかもしれません。従来から存在した貧困や感染症、政治的不安定の問題は、世界全体の問題としてとらえられるようになり、援助のあり方もドナー側の一方的な「上から目線」のアプローチは見直されてきています。また、資源等を原動力とする経済成長や、世界に残された最後の巨大市場といった可能性に注目が集まり、アフリカの肯定的な側面がクローズアップされてもきました。こうした傾向は、従来からの画一的なアフリカ認識を覆す意味では望ましいものといえるでしょう。しかしながら、上述の様々な問題が具体的にどのようなかたちで、どの程度の規模で生じており、それがどのように世界と結びついているのか、実感の持てない人も少なくないと思います。そこで本講座では、独立後の現代史、政治、開発、ビジネス、保健医療、環境、ジェンダーといった分野ごとに、こんにちのアフリカの具体的な状況と課題を明らかにしていきます。

    各回の講義テーマ

    • アフリカはいまどこにいるのか?―独立後の歴史から考える

    • アフリカ・ジェンダー研究の展開

    • サブサハラ・アフリカの保健・医療制度―なぜ「公平」なアクセスが必要か

    • アフリカの森は誰のもの?―地球規模課題と地域住民

    • 未定

    • 未定

    予定講師陣

    • ■眞城 百華(上智大学准教授)
    • ■本田 文子(上智大学准教授)
    • ■戸田 美佳子(上智大学助教)
    • ■矢澤 達宏(上智大学教授)
    • ※その他、複数名の講師が登壇予定
  • 1233現代中東・イスラーム諸国の政治と宗教

    ~歴史的視点から現代を理解する~

    担当コーディネーター

    上智大学
    名誉教授
    私市 正年

    MASATOSHI
    KISAICHI

    本講座では、現代の中東・イスラーム諸国でおこっている政治と宗教に関する問題を、歴史的背景を重視しながら考えていきます。まず、預言者ムハンマドが建設した国家を、イスラーム国家の原型として分析します。続いて、イスラーム法と国家・社会との関係について、伝統的国家と近現代国家を比較しながら検討します。さらに近現代にいたって、イスラーム政治運動が台頭し、一部は過激な運動に発展していった背景と原因を考察します。イスラームと西欧的民主主義との関係についても検討します。その後、現代中東の重要課題であるイスラーム以外の宗教マイノリティ問題とパレスティナ問題・ユダヤ人問題をとりあげます。最後に「アラブの春」後の激変した中東の政治情勢の現状を、四つの大国(エジプト・サウディアラビア・イラン・トルコ)を軸にして考察します。各回の講義では、受講生から提出された質問や問題点について講師と受講生で質疑や討論を行なう時間もとります。

    各回の講義テーマ

    • イスラーム国家の原型―ムハンマドの思想と『コーラン』―

    • イスラーム法と国家―伝統的国家体制から近代的国家体制へ―

    • イスラーム政治運動―近現代における宗教復興の意味を考える―

    • 宗教マイノリティの歴史と現状―中東諸国の宗教的多元性―

    • パレスティナ問題とユダヤ人問題―中東戦争の歴史と現状―

    • 中東の政治情勢の現在―エジプト・サウディアラビア・イラン・トルコー

    予定講師陣

    • ■堀井 聡江(桜美林大学准教授)
    • ■三代川 寛子(東京外国語大学特任講師)
    • ■臼杵 陽(日本女子大学教授)
    • ■高岡 豊(中東調査会 主席研究員)
    • ■私市 正年(上智大学名誉教授)
  • 1234歴史と理論で読み解く国際政治情勢

    担当コーディネーター

    上智大学 国際関係研究所
    特任教授
    納家 政嗣

    MASATSUGU
    NAYA

    ポスト冷戦期も30年を経て、国際政治の堅い構造はすっかり流動化してしまいました。トランプ政権の誕生、EUの弱体化、米中の冷戦を思わせる対立の激化、中東の終りの見えない紛争など、国際関係は脈絡の見えにくいものになりました。こういう歴史的に見ても極めて大きな変動は、歴史的な背景とキー概念なしには明確に捉えることができません。この講座では、国際政治の長期的、マクロのトピックを取り上げ、講義、討論を組み合わせて、普段あまり意識することのない世界の動向について想像力を生き生きと働かせられるようになることを目指します。討論を通じて、経済と安全保障、あるいは国内政治経済と国際関係のインターフェースについての洞察力を養います。

    各回の講義テーマ

    • グローバル・ガバナンスとは何か

    • 冷戦40年が世界をこう変えた

    • 米中対立と「ツキジデスの罠」

    • 帝国と主権国家

    • イスラム世界と世俗の国際政治

    • グローバル化とポピュリズムの政治

    予定講師陣

    • ■山田 敦(一橋大学教授・副学長)
    • ■中居 良文(学習院大学教授)
    • ■永野 隆行(獨協大学教授)
    • ■保坂 修司(日本エネルギー経済研究所 中東研究センター 研究理事)
    • ■佐々木 卓也(立教大学教授)
    • ■前嶋 和弘(上智大学教授)
    • ■納家 政嗣(上智大学特任教授)